森にうずくまる

野草、昆虫、変形菌など自然の生き物の写真をメインに投稿します。

海へ来なさい(2025.9)

 最近は雷雨と晴れ間が交互にやって来て、変形菌も変形体が出始めたかと思えば、雨で流され、撮影に行くタイミングが難しくなって、ちょこっと苛ついてきたので、久しぶりに海に行ってきました。

 たまには良いもんですね。

 

 雨がぱらつく中、夕陽は期待せず海岸に到着。すぐに小型の鳥がいた。後でググったらミユビシギトウネンだそう。夏は北極圏でシベリア、アラスカで繁殖し、冬は東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドまで渡り、日本では旅鳥の冬鳥として現われるとのこと。指が3本しかないのでこの名前。集団で行動すると書いてあるが、この日はこの1羽だけ。

 

 人工物無し。

 

 なんだか眠そう。

 

 と思いきや、オメメパッチリ。

 

 そして走る走る。

 

 SS1/320でもこのブレよう。

 

 さっと左へターン。

 

 近くの汚い場所ではハクセキレイがだるそうにしていた。いつものスッキリした、かっこよさはいずこへ。

 

 羽を上げたり

 

 閉じたり

 

 さっきのミユビトウネンは餌探し。

 

 こっちを見た。

 

 なにかを見つけた。

 

 すると隣でバタバタしているのが眼に入った。セキレイが水浴びを始めた。SS1/60

 

 

 SSが遅いので、頭を突っ込むと写真で止まらない。

 

 あぁ、きもちよかねぇ~、と言っているのかいないのか。

 

 そして、シギもセキレイも藪の中へ?小さな川が海に注ぐ。

 

 遠くに眼をやる。薄らと島影が、確かにこの方角には小さな島がある。

 

 その左隣にこんなものが。たしかこんな建物があるはずがない。

 

 ビルのようなものが見えた。

 

 良くわからない。蜃気楼か。

 

 少し近づいたように見えた。あぁ、これはコンテナ船だ。

 

 もうすっかり陽が傾いて小雨も降ってきた。

 

 海鳥も何処かへ飛んで行く。

 

 

 厚い雲の間から夕陽が洩れる。

 

 雲の端から夕陽が光る。ベタっとした海風が頬に当る。森のジメッとした空気より気持ちは良い。

 さぁ、スッキリしたところで帰ろうかな。表題は井上陽水の「海へ来なさい」を無断借用しました。